人生100年時代と言われ,元気で活動的な高齢者が増え,社会活動を支えるようになりました.一方で,孤立, 要介護者の増加, 介護人材の不足などの問題,慢性疾患の効果的な予防に対し,IoTやAI,ロボットの活用のニーズが急速に高まっています.しかし開発が進んでも,現場とのギャップが埋められず,あと一歩使えるまでに至っていないのが現状です.AIでウェルビーイングを支える手法の研究が求められています.
スマートフォンなどの情報端末,センサ技術などの進歩により,医療・在宅・健康支援分野は大きく変化してきました.幅広い世代を視野にいれた健康支援,医療,健康分野の大規模データ解析にも注目が集まります.医療や健康分野は成長産業と展望される中,海外ではデータベースの整備が進み,ヘルスケアデータの利活用が進んでいます.これらの知見を幅広く取り入れ,超高齢先進国の日本型のヘルスケアの在り方を示すことが求められます.
LIFE2022は,日本生活支援工学会が中心となり,ライフサポート学会,日本機械学会 福祉工学シンポジウムと3学会で合同開催する学術集会です.メインテーマとして,生命関連分野,リハビリテーション・生活支援分野,生体計測・制御分野等における研究開発,成果発表とし,医療,福祉,介護,リハビリ,健康分野の研究者,現場の専門職,企業などの産業界,行政の連携に着目し,新しい取り組みを議論できればと様々な企画を考えています.
会場となる札幌市立大学 桑園キャンパスはJR札幌駅からわずか1駅,近年急速に開発が進む好環境な桑園エリアにあります.是非、多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます.
※オンライン開催に変更となりました.詳細は「オンライン開催告知」のページをご確認ください.
一般社団法人 日本生活支援工学会(幹事学会)
第21回日本生活支援工学会大会 大会長 札幌市立大学 中島 秀之